断熱庭の家​

人が動物のように環境を選びながら生活できる住まいの計画。
老朽化した団地の環境を調整できる断熱層となる庭を設ける。

既存の構造壁以外の壁を取り去って、大きな部屋の窓に沿って断熱のできる庭をつくる。

リビングとベランダの間に、庭ができることで住まいに環境の幅を持たせる。内側の居室は天井高を抑え、庭よりもこじんまりとした空間にすることで、庭がより近く、大きく感じられるようにした。

暖かい季節には窓を開けて、朝はバルコニーに出て太陽や風を感じ、明るい庭でゆっくり本を読んで過ごし、夜は内側に戻ってこじんまりとした空間で眠る。寒い季節には、庭は外部に閉じられサンルームと化し、内に開かれた庭となる。

季節を選び、環境を選びながら、人はこの住まいで生活する。
この住まいによって、外部環境さえもよりリアルに感じるようになり、住まいと都市が繋がっていくことを目指した。

用途:集合住宅
敷地面積:1,322㎡
建築面積:670㎡
階数:5階
構造:RC造

​​(共同設計者:徳田直之)